
今回は、宮崎大学地域資源創成学部地域資源創成学科1年の壱岐天音(いきあまね)さんにインタビューを行った。
壱岐天音という人間
プロフィール
2002年7月26日生まれ。宮崎県日向市出身。小中高バスケットボール部に所属していた。中学校から生徒会に所属し、高校では1年次から生徒会副会長を務めた。

趣味はYouTubeを見ながら歌を歌うこと。歌が大好きすぎて大学では軽音部のボーカルを担当。筆者からみてもかなりの美声の持ち主。是非一度聞いてもらいたい。また、話すのが大好きな彼女は、男女問わず誰とでも仲良くなれるフレンドリーな性格をしている。クラスの友人だけでなく地域の人や先生にも厚い信頼を得ている。 現在、ガクセイ塾では、CXデザインの担当をしている。
私のおすすめ
彼女が今一押しの曲と本を紹介してくれた。マカロニえんぴつの「恋人ごっこ」という曲は歌詞1つ1つにストーリー性がでていて、心に残る曲なのだそうだ。「ハッピーバースデー」は小さい頃から読んでおり、初めて涙した作品だという。どちらもおすすめなので一度調べてみてほしい。
私のおすすめの曲
「恋人ごっこ」
マカロニえんぴつ
私のおすすめの本
「ハッピーバースデー」
作者 青木和雄
高校で出会った先生がおしえてくれたこと
昔から長期的な目標を立てて行動することが苦手だった。何をやるにもうまくいかず、勉強に関していうとテスト期間になると直前に焦って追い込まれることがよくあった。こんな自分の計画性のなさに、高校の先生がこんなことを教えてくれた。
「とにかく一瞬一瞬をたのしみない。そしたら常に一生懸命になれるんよ。」
宮崎弁で「〜ない」とは、「〜しなさい」という意味。
彼女は高校生の頃、この言葉を受け取った際に衝撃を受けたという。最初は本当にそんなことがあるのかと正直思っていたが、まずはやってみないことには分からない。そこで、毎日辛いことや大変と思うことにはまず楽しんでやってみるということを実践するようにした。すると、少しずつではあったが、初めはつらいと感じていたものが苦ではなくなっていき、長期的な目標も達成できるようになったという。
一番その効果が実感できたのは、大学受験だ。コロナの影響により、学校が休校になることがたびたびあり、自宅での学習時間が増えた。その為、自分で勉強計画を立てて勉強しなければならなかった。苦手な勉強、、、でもまずは楽しんでやってみよう。先生のアドバイス通りに毎日楽しんで勉強に臨んだ。すると、長期的な勉強計画も気づけば難なくこなせており、みごと大学合格を勝ち取ることが出来たのだ。先生の教えがなければ苦手は克服できなかった。彼女は、出会った先生に今でも感謝している。
将来の夢について
小さい頃から、祖父母の家で動物に触れ合う機会が多く、動物が好きだったことから、小学校から高校1年生まではアニマルトレーナー。高校2年生は畜産農家になりたいという夢を持っていた。動物関係の大学へ進学しようと決意し、北海道の大学を目指していたが、高校3年生になり新たな夢を見つける。課題研究の中で高齢者や人と話す機会が増え、インタビューや悩みを聞いて人が喜んだり、笑顔になる姿を見て、人と接しながら何か事業を行いたいと思うようになる。将来は地元宮崎の課題でもある高齢化などの問題を解決していく第一人者になりたいと話す。そして、地域の人や企業の方と接する機会の多い、宮崎大学地域資源創成学部地域資源創成学科に入学した。
大学に入学した際にどんな志望理由を書いたのか特別に志望理由書を見せてもらった。そこには彼女の熱い思いが書かれていた。(筆者の都合により一部抜粋)
「これからの予測不能な社会で私は着実にニーズをとらえ イノベーションを起こす力を持った企業をつくりたい。 そして、人々にとって魅力的なサービスをするために、 市民の声を何より大事にしていきたい。」
フレンドリーな性格で人とのコミュニケーション能力が高い彼女は、多くの人々と会話をし、よりよい関係を築いて町の活性化をしていくことに今後期待が高まる。
中高生に伝えたいこと

長期的な目標を立てるのが難しいと感じている人たちは、とにかく一瞬一瞬を楽しく過ごすことを一度心掛けてみよう。一瞬一瞬を楽しめば、気が付くとずっと一生懸命でいられる力を手に入れることができるはず。そしてその力は、日常生活を充実させてくれるだけでなく、勉学の面でも、集中力アップや成績向上につながるだろう。これから受験勉強など苦しい場面に出会うことが多くなると思うがその時は、楽しむ気持ちをどうか忘れないでほしい。学生のみんな、一瞬一瞬を本気で楽しもう。