
今回インタビューを行ったのは、宮崎県農協果汁株式会社サンA営業部営業課に所属している日高重幸さん。
宮崎にお住まいの方なら一度は目にしたことがある会社ではないだろうか。サンAという会社は日向夏のジュースなど様々な飲料を販売している。
彼は現在、広報関係の担当をしており、主に広告代理店を通じてテレビ、ラジオ、新聞に自社のPR活動をしている。


目次
日高 重幸さんについて
プロフィール
日高さんは中学では野球、高校ではハンドボールをしていたそう。スポーツを通じて人間関係を構築していた。スポーツは人と人を繋ぐ役割を大いに持っていると感じた。子供の頃は、あまり勉強が好きではなかったという。

仕事について
仕事内容
彼はサンA飲料を、主に宮崎県内・県外スーパー、量販店、小売店、飲食店などに販売している。また、最近ではサンA飲料を中国へ輸出したりもしている。
サンA商品以外でも、企業のPB商品の取り込みも行っている。販売以外では、サンA商品のPRと販促企画立案等の業務も行っている。
仕事のやりがい
1番はやはり会社に貢献することである。また、ジュースの原料となる日向夏などを作る農家さんの経営を支えていることから、農家さんとの繋がりが大切であるそうだ。そこで、ただ売上を上げるという目的ではなく、売上を上げることによって最終的に農家さんに喜んでもらうということにもやりがいを感じているという。
仕事をしている中で苦労していること
彼が苦労していることは、お客様のご要望に全て応えられないことだ。炭酸飲料を販売して欲しいという要望が多数あるが、なかなか難しいのが現状だ。それに加え、海外産の原料の方が安いため、海外産の原料を使う企業との競争も激しい。だからといって価格を安くしてしまうと、農家さんの経営が厳しくなるため、価格を下げることはなかなか出来ないという。
今後やってみたい仕事
彼は今年新たな挑戦をしたいと張り切っていた。輸出関係で大きな取り組みをしたいそうだ。今は主に宮崎県内で販売しているが、今後は市場を広げていきたいという試みがあるという。彼やサンAのこれからの活躍に期待したい。

子供時代やプライベートに迫る
子供の頃の夢
Q 今の職業と子供時代になりたかった職業ってどれくらい違う?
彼の子供の頃の夢は、タクシーの運転手。子供の頃は乗り物が好きだったそうで、今でも船に乗ってみたいなどの密かな夢を持っているという。
今の営業職とは、かなりかけ離れていることから、自分の好きなことを仕事にすることの難しさがうかがえる。
人生の転換期
これは苦労したことと、重なるかもしれないが、彼は就職氷河期の時代、約80〜100社受けて1社くらいしか内定をもらうことができなかったという。今の時代では考えられないことだ。そこで就職浪人を経て、知人の紹介で今の会社に入ったという。人との繋がりがいかに大事かがわかる。彼はもともとインドア派であったが、大学1年の頃から社交的にならないと何も始まらないと思ったそうで、そこから徐々に変わっていったという。
学生時代にやっておけばよかったこと
やはり一番は勉強だそう。なぜなら勉強することで将来の選択肢が広がるからだ。仕事は専門性がないとなかなか厳しいという。進路を決める時に専門性を重視してみると良いのかもしれない。
ぶっちゃけ社会人の休みってどれくらい?
Q 社会人って休みが少ないイメージがあるけど、実際どれくらい休みが取れているのかな?
仕事も大事だが、プライベートの時間も大切にしたいという人も多いはず。そこでどれくらい実際休みを取れているか伺ってみた。基本的には週2日休みがあるそう。精神的にリラックスしたいときなどに有休を取れるという。有休の日数は40日。繁忙期は、いつもに比べると休みは少ないが、自分の会社のジュースが売れると考えたらそんなに苦ではないという。休みの日は、家で子供と遊んだりしているそうだ。ゆっくりする時間があることで、仕事にも精が出るのではないかと思う。
学生に今伝えたいこと
学生時代は特に色々悩む時期であり色々なことに挑戦する機会が多いと思う。失敗することもあるだろうが、何も無駄にはならない。一生懸命やっていれば社会に出てもやっていける力がつく。付けておくべき力はコミュニケーション能力だ。どの部署においても相手に伝える力がないと仕事が出来ない。一番大切にしてほしいのは素直になることだ。なぜなら素直な子ほど吸収が早いから。
素直が一番ですね!!
筆者から
中高生って職業の話、大人の話がなかなか聞けないですよね。特に高校生は勉強と部活しときなさい!っていうイメージ。そんな中高生のために働く大人について紹介したい!という想いのもとこの記事を書かせてもらっています。働くって皆さんどんなイメージを持っていますか?バイトしたことある人、働いている人は大体わかると思うけど、大変ですよね。しかし、働く中でちょっとした喜び、ちょっとしたやりがいで大変なことも乗り越えている、そんな大人が多いのではないかと色々な大人の方にインタビューしたなかで感じます。そんな仕事に皆さんが出会えるきっかけとなれば嬉しいです。